パリ・サンジェルマンはこの夏、ネイマールを史上最高額の移籍金で獲得し、世界中に衝撃を与えました。さらに「カタールマネー」の力で、世界中が欲しがっていた若手選手キリアン・ムバッペまでも獲得。来年夏の正式契約を見据えたレンタル移籍を成立させました。
この2人の移籍金合計は、3億6400万ポンドにまで上り、エディンソン・カバーニを加えた、世界のサッカー史上最も高額の攻撃トリオが実現しました。果たして彼らの実力は、その他のヨーロッパサッカーの一流選手たちと比べて、どの辺りに位置するのでしょうか?
パリ・サンジェルマン
ネイマール、エディンソン・カバーニ、キリアン・ムバッペ
世界最高額の攻撃トリオは、今シーズン既にリーグ・アン(フランス1部リーグ)で卓越した破壊力を見せており、PSGは現在6戦6勝21得点という成績でリーグトップを走っています。ネイマールとムバッペは素晴らしいドリブル力でゴールを量産し、カバーニはヨーロッパが誇るゴールスコアラーです。彼らがリーグ・アンを支配すれば、その先にはUEFAチャンピオンズリーグでの活躍も見えてきます。
破壊力評価: 8/10
チェルシー
エデン・アザール、アルバロ・モラタ、ペドロ
チェルシーも新しいトリオを作って、モラタがジエゴ・コスタに代わって攻撃を率いています。エデン・アザールは足首骨折のためまだチェルシーでプレーしていませんが、復帰したときの活躍が楽しみです。モラタが、既に3つのヘッディングゴールを決めている一方で、ペドロは輝かしい実績にも関わらず、過小評価されています。
破壊力評価: 7/10
レアル・マドリード
クリスティアーノ・ロナウド、カリム・ベンゼマ、ガレス・ベイル
レアル・マドリードの攻撃トリオは、ほぼ間違いなくヨーロッパ最強と言えるでしょう。彼らは2年連続でUEFAチャンピオンズリーグ優勝に貢献し、また、チームの連続得点試合の世界記録更新の立役者でもありました。一方、イスコと有望な若手マルコ・アセンシオという、力のある2選手も控えており、ガレス・ベイルのポジションを脅かしています。
破壊力評価: 9/10
バルセロナ
ウスマン・デンベレ、ルイス・スアレス、リオネル・メッシ
ネイマールの代わりとして獲得したウスマン・デンベレは、怪我により長期離脱しており、バルセロナの攻撃はメッシとスアレスが頼りとなっています。昨シーズン、この2選手はリーガで合計67ゴールを挙げましたが、デンベレの復帰と活躍に大きな期待がかかっています。ボルシア・ドルトムントで過ごした唯一のシーズンでは、8ゴール、18アシストを決めた彼ですが、ネイマールの代わりとなるには、この数字を越えなければなりません。
破壊力評価: 8/10
マンチェスター・シティー
ベルナルド・シウバ、ガブリエル・ジェズス 、セルヒオ・アグエロ (またはサネ、スターリング)
プレミアリーグ最高の攻撃陣を有するマンチェスター・シティが、この3試合で15点を挙げていることは驚きにあたりません。ガブリエル・ジェズスの2800万ポンドでの獲得は非常に安い買い物となりました。得点能力の高いセルヒオ・アグエロの勢いは今シーズンも衰えず、チーム最多得点記録を更新しています。また、才能あふれる若手選手、ベルナルド・シウバとレロイ・サネはシティの将来を担っていくでしょう。
破壊力評価: 8/10
リバプール
ロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネ、モハメド・サラー
リバプールは、スピードと得点力のある攻撃陣3人を有しています。今シーズンのアーセナル戦は、コウチーニョなしで快勝することができました。サディオ・マネは昨シーズン13得点を挙げ、今シーズンも好調なスターを切っています。その一方で、サラーもローマから移って以来全力で前進しています。リバプールに必要なものがあるとしたら、このリストに登場するような、生来のールスコアラーの存在かもしれません。
破壊力評価: 7/10
アーセナル
メスト・エジル、アレクサンドル・ラカゼット、アレクシス・サンチェス
3人のうち2人は今シーズンの終わりに契約が終了します。1人はこの夏の移籍最終日にもう1年の残留が決定したところで、1人は大切な試合での欠場が多く、もう1人はプレミアリーグ経験がまだほとんどありません。サンチェスは、昨シーズンは安定した活躍を見せましたが、移籍問題以降はその不満による影響が懸念されます。アレクサンドル・ラカゼットは、アーセナルが長年必要としていたゴールスコアラーですが、すべて思い通りに進むとは限りません。この3人は調子が良いときは破壊力抜群の動きを見せますが、うまくいかない日も多々あります。
破壊力評価: 7/10
マンチェスター・ユナイテッド
マーカス・ラッシュフォード、ロメル・ルカク、ヘンリク・ムヒタリアン
ロメル・ルカクは、オールド・トラッフォードに来て以来実力を見せつけており、ユナイテッドの次代のトップストライカーとなりつつあります。アントニー・マルシャルをベンチに追いやるマーカス・ラッシュフォードには若さとスピードがあり、ヘンリク・ムヒタリアンは頭脳プレーヤーです。しかし、ラッシュフォードとムヒタリアンは、昨シーズン2人合わせてもリーグ4ゴールとという乏しい成績に終わっており、チームが優勝を狙うためには彼らの得点力を上げることが課題です。クリスマス前後に復帰するズラタン・イブラヒモヴィッチがこの3人のポジションを脅かすこともあるかもしれません。
破壊力評価: 7/10
バイエルン・ミュンヘン
アリエン・ロッベン、ロベルト・レヴァンドフスキ、フランク・リベリー
ロベルト・レヴァンドフスキは、ブンデスリーガの2シーズンにそれぞれ30得点を決め、今年も同様の活躍が大きく期待されます。アリエン・ロッベンとフランク・リベリーは、二人合わせて67歳というベテランですが、まだまだ最高のプレーを見せてくれています。若いドウグラス・コスタやキングスレイ・コマンも控えています。昨年は活躍できませんでしたが、地元出身のスター、トーマス・ミュラーも忘れてはなりません。
破壊力評価: 8/10
ユヴェントス
パウロ・ディバラ、ゴンサロ・イグアイン、マリオ・マンジュキッチ
ゴンザロ・イグアインは、昨シーズンはセリエAで24得点、UEFAチャンピオンズリーグで5得点と多大な貢献をしました。一方、ディバラとマンジュキッチは2人合わせて25点でした。ディバラは、創造的なプレイスタイルで、今シーズン既にゴールを量産しています。
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