今月15日から開催されている全豪オープンテニス。多くの人々が、4回戦まで勝ち進んだ大坂なおみ選手に注目したことでしょう。
強固なメンタルが必要とされるテニス
大坂なおみ選手は、パワーテニスで有名ですが、全豪オープンでは彼女のメンタル面が印象的でした。テニスは、技術だけでなく、安定したメンタルも重要とされるスポーツ。それゆえ、テニスはメンタルトレーニングがいち早く発達したスポーツであり、大坂選手の前コーチであるデビッド・テイラーは、物事をポジティブに捉えるようにと、彼女に頻繁にアドバイスしていたそうです。さらに、去年末から大坂選手のコーチを務めているサーシャ・バジンも、常にポジティブな姿勢を崩さないようにと、何度も伝えていました。このような教えを受けた大坂選手。全豪オープン3回戦、バーティー選手との試合で、ミスショットをしたときでも、彼女の顔には笑みがありました。彼女は、トップ選手のバーティー相手にポイントを取られてもイライラする必要はないと判断し、試合を楽しみ、そして集中しようと考えたようです。ポジティブな思考回路を維持するのは、難しいこと。それでも、今回の全豪オープンでは、大坂選手のポジティブな姿勢を見ることができました。4回戦で世界ランキング1位のシモナ・ハレプ選手に敗れてしまいましたが、今後もポジティブなプレイが楽しみです。
執筆:Natsuki Nishi
最近のコメント