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ビデオゲームが次のオリンピック競技になる?

コインや経験値を手に入れるだけだったビデオゲーマーたちが、オリンピックの金メダルを手にする日が近々訪れるのでしょうか?

答えはは「イエス」です。パリ2024招致委員会の共同会長トニー エスタンゲによると、eスポーツが2024年のオリンピック大会への参入を認められる可能性があり、国際オリンピック委員会 (IOC)とeスポーツの代表者との会議を開き、パリ大会で、ビデオゲームも「本物の」競技と並行して行うことについて話し合われることが予定されています。

国際オリンピック委員会は、2019年にパリ大会に関する議論を始め、2020年のオリンピック東京大会後に新しく加えられる競技についての最終決定をおこないます。

もしもオリンピックへの参入が認められなかったとしても、eスポーツは既にスポーツの主流に入りつつあり、今年の前半には、大きく躍進しています。アジアオリンピック評議会は、中国、韓国、台湾のビデオスポーツ熱に応え、2018年アジア競技大会にsSportsを「模範試合」として採り入れることを発表しました。

アジア競技大会は、42競技、484種目が実施される、オリンピック大会の次に大規模な多種目競技大会であり、これはeスポーツにとって朗報です。

しかしeスポーツとは厳密には何を指しているのでしょうか? また、たとえば、オリンピックでの地位を築いたサッカーやテニスと同等の基盤を持つ、正式なスポーツとしての必要な資質を本当に持っているのでしょうか?

ここで少し説明しておくと、eスポーツは基本的に競技ビデオゲームで、選手は観衆の前で勝つために戦います。こういうものは、ティーンエイジャーの少年が自分の部屋で遊ぶものだと思っている人は、考え直してください。毎年、eスポーツの大会は、世界各地から膨大な数の観衆を集め、巨大なスタジアムやコンサート会場を埋め尽くしています。そして人々は各種目を観たり、また賭けをおこなったりしています。

その数は増加を続け、マーケットリサーチのNewzooによると、今年のeスポーツの全世界の観客数は、3億8500万人に上る見込みです。

数字を具体的に見ると、ポーランドのカトヴィツェで行われた今年のインテル・マスターズ世界大会では4600万人のオンラインビューアーを集め、ドナルド・トランプ氏の大統領就任式の視聴者の数を超えました。また、スポーツチャンネルESPNによると、リーグ・オブ・レジェンドのビデオゲーム大会のビューアー数は、NBAファイナルのそれを超えたということです。

YouTubeやその他のソーシャルメディアと並行して、eスポーツの大会は専用のストリーミングチャンネル、Twitchを有しています。毎日100万のビューアー数を集め、2014年には、Amazonがほぼ10億ドルを出資してチャンネルを買収するに至りました。

eスポーツの観衆数の成功は、今年の全体の収益が2012年の1億3000万ドルから上昇の、6億9600ドルに上るというNewzoono予測に引かれた投資家も引き込んでいます。

しかし、eスポーツの「合法化」への活動は容易ではありません。ゲームは肉体スポーツ扱いできず、参加者も真のアスリートでない、との批判があります。国際オリンピック委員会会長のトーマス・バッハによる、eスポーツは「オリンピックの規則と価値観にそぐわない」という最近のコメントも、事態をより厳しくしています。

しかしバッハは、IOCが来たる試合を重視している「若者が没頭」する楽しいスポーツ、と認めており、このバランスが最終的にeスポーツに有利に働くことになるかもしれません。

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