サッカー

プレミアリーグ夏の移籍:各チームの評価

プレミアリーグの夏の移籍市場が終わり、大成功したチームもあればうまくいかなかったチームもありました。各チームの収支状況を評価と共に見てみましょう。

アーセナル

主な獲得選手
セアド・コラシナツ (シャルケからフリーで)、アレクサンドル・ラカゼト (リヨンから5200万ポンドで)

主な放出選手
ケイレン・ハインズ (ヴォルフスブルクへ200万ポンドで)、ヴォイチェフ・シュチェスニー (ユヴェントスへ1000万ポンドで)、エミリアーノ・マルティネス (ヘタフェへレンタル)、ガブリエウ・パウリスタ (バレンシアへ1000万ポンドで)、カール・ジェンキンソン (バーミンガムへレンタル)、キーラン・ギブス (ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンへ700万ポンドで)、アレックス・オックスレイド=チェンバレン (リバプールへ3500万ポンドで)、ルーカス・ペレス (デポルティーボ・ラ・コルーニャへレンタル)、ジョエル・キャンベル (レアル・ベティスへレンタル)

準備が万全でなかったアーセナルは、移籍市場で良い結果を出すことができませんでした。アレクシス・サンチェスは残留しましたが、チームとの亀裂による彼の心理状況が今後どう影響するでしょうか。必要としていたディフェンダーを獲得せず、さらに非難すべきは、チームにとって不要な選手を放出しなかったことです。長いシーズンがガナーズを待ち受けています。

評価:3/10

ボーンマス

主な獲得選手
アスミル・ベゴヴィッチ (チェルシから1000万ポンドで)、ジャーメイン・デフォー (サンダーランドからフリーで)、ナタン・アケ (チェルシーから2000万ポンドで)

主な放出選手
ルイス・グラバン (サンダーランドへレンタル)、マックス・グラデル (トゥールーズへレンタル)、ベイリー・カーギル (フリートウッドへレンタル)

ボーンマスは、比較的良い獲得をおこないましたが、今シーズン良いスタートを切ってはいません。キーパーのアスミル・ベゴヴィッチの獲得は良かったものの、ナタン・アケには必要以上の額を費やしてしまいました。ジャーメイン・デフォーも理論上では良い獲得でしたが、34歳での3年契約には疑問が残ります。

評価:5/10

ブライトン

主な獲得選手:
パスカル・グロス (インゴルシュタットから260万ポンドで)、マシュー・ライアン (バレンシアから530万ポンドで)、マルクス・ズットナー (インゴルシュタットから350万ポンドで)、イザイア・ブラウン (チェルシーからローンで)、ダヴィ・プレパー (PSVから1270万ポンドで)、 ホセ・イスキエルド (ブリュージュから1350万ポンドで)、エセキエル・スケロット (スポルティングから280万ポンドで)、ティム・クルル (ニューカッスルからレンタルで)

主な放出選手:
エルヴィス・マヌ (ゲンチレルビルリイへフリーで)、オリヴァー・ノーウッド (フラムへレンタル)、デイヴィッド・ストックデイル (バーミンガムへフリーで)、 カゼンガ・ルアルア (クイーンズ・パーク・レンジャーズへレンタル)、ロハン・インス (ベリーへレンタル)

ブライトンは、多くの選手を獲得しましたが、プレミアリーグ選手と呼べるに相応しいのは、おそらくティム・クルルのみでしょう。プレミアリーグ経験の十分でない選手ばかりのチームは危険を伴い、過去にうまくいったためしがありません。

評価:3/10

バーンリー

主な獲得選手:
チャーリー・テイラー (リーズから未公表額で)、ジョナサン・ウォルターズ、(ストークから300万ポンドで)、ジャック・コーク (スウォンジーから800万ポンドで)、フィル・バーズリー (ストークから200万ポンドで)、クリス・ウッド (リーズから1500万ポンドで)、ナーキ・ウェルズ (ハダースフィールドから500万ポンドで)

主な放出選手:
マイケル・カイトリー (自由契約)、ジョーイ・バートン (自由契約)、ジョージ・ボイド (自由契約)、マイケル・キーン (エヴァートンへ3000万ポンドで)、アンドレ・グレ (ワトフォードへ1850万ポンドで)

バーンリーは、アンドレ・グレーを高額移籍金で放出し、代わりにクリス・ウッドとナーキ・ウェルズの2人のストライカーを獲得しました。フィル・バーズリー、ジャック・コーク、ジョン・ウォルターズにはプレミアリーグ経験がありませんが、賢明な獲得であったことを証明できるでしょう。心配材料は、バックを守るマイケル・キーンの代わりを取らなかったことですが、チームの見通しは良好で、全般的に良い移籍だったといえるでしょう。

評価:7/10

チェルシー

主な獲得選手:
ウィリー・カバジェロ (マンチェスター・シティからフリーで)、アントニオ・リュディガー (ローマから2900万ポンドで)、ティエムエ・バカヨコ (モナコから4000万ポンドで)、アルバロ・モラタ (レアル・マドリードから5800万ポンドで)、ダヴィデ・ザッパコスタ (トリノから2580万ポンドで)、ダニー・ドリンクウォーター (レスターから3500万ポンドで)

主な放出選手:
フアン・クアドラード (ユヴェントスへ1730万ポンドで)、クリスティアン・アツ (ニューカッスルへ600万ポンドで)、アスミル・ベゴヴィッチ (ボーンマスへ1000万ポンドで)、ドミニク・ソランケ (リバプールへ未公表額で)、ナタン・アケ (ボーンマスへ2000万ポンドで)、ジョン・テリー (アストン・ヴィラへフリーで)、タミー・アブラハム (スウォンジーへレンタルで)、ケイシー・パルマー (ハダースフィールドへレンタルで)、ルーベン・ロフタス=チーク (クリスタル・パレスへレンタルで)、ナサニエル・チャロバー (ワトフォードへ500万ポンドで)、クル・ズマ (ストークへレンタルで))、イザイア・ブラウン (ブライトンへレンタルで)、ネマニャ・マティッチ (マンチェスター・ユナイテッドへ4000万ポンドで)

散々な結果の移籍市場となったチェルシーは、大きなリスクを背負った獲得と放出をおこないました。モラタは良いスタートを切っていますが、戻って来る可能性の少ないジエゴ・コスタの代わりに得点を挙げなければなりません。顕著ではないかもしれませんが、チームは徐々に良くなっています。リーダーシップには欠けますが、リュディガーはジョン・テリーよりも動きが良く、バカヨコはマティッチよりも広範囲をカバーできます。しかし、マティッチをライバルチームに放出したことは大きな損失で、さらにナサニエル・チャロバーを放出した痛手も否めないでしょう。

評価:6/10

クリスタル・パレス

主な獲得選手:
ルーベン・ロフタス=チーク (チェルシーからレンタルで)、ジャイロ・リーデワルド (アヤックスから未公表額で)、ティモシー・フォス=メンサー (マンチェスター・ユナイテッドからレンタルで)、ママドゥ・サコー (リバプールから2600万ポンドで)

主な放出選手:
ゼキ・フライアーズ (バーンズリーへフリーで)、スティーヴ・マンダンダ (マルセイユへ未公表額で)、フレイザー・キャンベル (自由契約で)、ジョー・レドリー (自由契約で)

パレスにとって、移籍市場が失敗に終わりかけていたところ、最終日にママドゥ・サコー獲得がすべてを変えました。ディフェンダーが必要だったチームは、昨シーズン、レンタルでプレーして活躍した彼をそのまま獲得しました。ローン市場で、ロフタス=チークとフォス=メンサーを獲得したことも成功と言えるでしょう。

評価:6/10

エヴァートン

主な獲得選手:
ジョーダン・ピックフォード (サンダーランドから3000万ポンドで)、デイヴィ・クラーセン (アヤックスから2360万ポンドで)、サンドロ・ラミレス (マラガから5300万ポンドで)、 マイケル・キーン (バーンリーから3000万ポンドで)、ウェイン・ルーニー (マンチェスター・ユナイテッドからフリーで)、クコ・マルティナ (サウサンプトンからフリーで)、ルイス・ギブソン (ニューカッスルから未公表額で)、ギルフィ・シグルズソン (スウォンジーから4500万ポンドで)、二コラ・ヴラシッチ (ハイドゥク・スプリトから900万ポンドで)

主な放出選手:
トム・クレヴァリー (ワトフォードへ800万ポンドで)、ジェラール・デウロフェウ (バルセロナへ1060万ポンドで)、ロメル・ルカク (マンチェスター・ユナイテッドへ7500万ポンドで)、ギャレス・バリー (ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンへ100万ポンドで)、コナー・グラント (クルー・アレクサンドラへレンタルで)、リアム・ウェルシュ (バーミンガムへレンタルで)

エヴァートンは、多くの選手を獲得しましたが、果たして全員をどう配置するのでしょうか。クラーセン、ルーニー、シグルズソンの3人を同時に使うことはできず、また、ルカクの抜けた穴を埋めるスコアラーも取っていません。チームがおこなった努力は認めるべきですが、このメンバーではトップ5に入り込むのは難しいかもしれません。

評価:8/10

ハダースフィールド

主な獲得選手:
ローラン・ドゥポワトル (ポルトから350万ポンドで)、アーロン・ムーイ (マンチェスター・シティから800万ポンドで)、ヨナス・レッスル (マインツからレンタルで)、トム・インス (ダービーから800万ポンドで)、ケイシー・パルマー (チェルシーからレンタルで)、ダニー・ウィリアムズ (レディングからフリーで)、スティーヴモウニー (モンペリエから1150万ポンドで)、 マティアス・イェルゲンセン (FCコペンハーゲンから200万ポンドで)、フロラン ハデルジョナイ (インゴルシュタットからレンタルで)

主な放出選手:
ジョルディ・ヒウラ (フリートウッドへレンタルで)、マーク・ハドソン(自由契約で)、ショーン・スキャンネル (バートン・アルビオンへレンタルで)、ナーキ・ウェルズ (バーンリーへ500万ポンドで)

ハダースフィールドは、少なくともチャンピオンシップから昇格し、プレミアで始動しています。トム・インスは、プレミアリーグの選手として相応しいプレーをしており、アーロン・ムーイ、ヨナス・レッスル、スティーヴモウニーは、今のところ素晴らしいパフォーマンスを見せています。良いスタートを切り、懸命に努力しているこのチームを見守りたいところです。

評価:7/10

レスター・シティ

主な獲得選手:
ハリー・マグワイア (ハルから1700万ポンドで)、ビセンテ・イボーラ (セビージャから1230万ポンドで)、エルディン・ヤクポヴィッチ (ハルから200万ポンドで)、ケレチ・イヘアナチョ (マンチェスター・シティから2500万ポンドで)、アレクサンダル・ドラゴヴィッチ (バイエル・レバークーゼンからレンタルで)

主な放出選手:
マルチン・ヴァシレフスキ (自由契約で)、ロン=ロベルト・ツィーラー (シュトゥットガルトへ250万ポンドで)、バルトシュ・カプストゥカ (フライブルグへレンタルで)、トム・ローレンス (ダービーへ500万ポンドで)、ダニエル・ドリンクウォーター (チェルシーへ3500万ポンドで)

あまり目に付く動きはありませんでしたが、レスター・シティは良い獲得をおこないました。年齢層が上がって来たディフェンス陣に、若いハリー・マグワイアを加え、マンチェスター・シティで実力を見せてきたケレチ・イヘアナチョを獲得しました。リヤド・マフレズからも目が離せません。

評価:7/10

リバプール

主な獲得選手:
ドミニク・ソランケ (チェルシーから未公表額で)、モハメド・サラー (ローマから3430万ポンドで)、アンディ・ロバートソン (ハルから1000万ポンドで)、アレックス・オックスレイド=チェンバレン (アーセナルから3500万ポンドで)

主な放出選手:
ルーカス・レイヴァ (ラツィオへ500万ポンドで)、ケビン・スチュワート (ハルへ540万ポンドで)、セイ・オジョ (フラムへレンタルで)、ディヴォック・オリジ (ヴォルフスブルクへレンタルで)、ママドゥ・サコー (クリスタル・パレスへ2600万ポンドで)

リバプールは、遂に左サイドバック、アンディ・ロバートソンを獲得しました。モハメド・サラーには攻撃のスピードがありますが、デフェンダーはどうでしょう?フィルジル・ファン・ダイクを獲得できていれば、最高の移籍市場となったことでしょう。サコーを放出したことは、間違いだったかもしれません。オックスレイド=チェンバレンは良い獲得でしたが、どのポジションでプレーするのでしょう?リバプールは、コウチーニョを残留させることができ、全般的には良い移籍市場だったと言えますが、もう少し良い結果を出すことができたかもしれません。

評価:7/10

マンチェスター・シティ

主な獲得選手:
ベルナルド・シウバ (モナコから4300万ポンドで)、エデルソン・モラレス (ベンフィカから3500万ポンドで)、カイル・ウォーカー (トッテナムから5000万ポンドで)、ダニーロ (レアル・マドリードから2650万ポンドで)、バンジャマン・メンディ (モナコから5200万ポンドで)

主な放出選手:
パブロ・サバレタ (ウエストハムへフリーで)、ガエル・クリシー (イスタンブール・バシャクシェヒルへフリーで)、ヘスス・ナバス (セビージャへフリーで)、ウィリー・カバジェロ (チェルシーへフリーで)、バカリ・サニャ (自由契約で)、アーロン・ムーイ (ハダースフィールドへ800万ポンドで)、ノリート (セビージャへ800万ポンドで)、ジョー・ハート (ウエストハムへレンタルで)、アレクサンダル・コラロヴ (ローマへ450万ポンドで)、ケレチ・イヘアナチョ (レスターへ2500万ポンドで)、フェルナンド (ガラタサライへ550万ポンドで)、サミル・ナスリ (アンタルヤスポルへ370万ポンドで)、ウィルフリード・ボニー (スウォンジーへ1200万ポンドで)

マンチェスター・シティは多額を費やしましたが、必要なポジションを埋めることができました。センターバックも必要ですが、サイドバックの獲得の方が優先でした。ベルナルド・シウバは注目すべき選手です。素晴らしいプレーヤーですが、このチームでのポジションはどこになるでしょうか。

評価:9/10

マンチェスター・ユナイテッド

主な獲得選手:
ヴィクトル・リンデロフ (ベンフィカ から未公表額で)、ロメル・ルカク (エヴァートンから7500万ポンドで)、ネマニャ・マティッチ (チェルシーから4000万ポンドで)、ズラタン・イブラヒモヴィッチ (フリーで)

主な放出選手:
ウェイン・ルーニー (エヴァートンへフリーで)、アドナン・ヤヌザイ (レアル・ソシエダへ980万ポンドで)、ティモシー・フォス=メンサー (クリスタル・パレスへレンタルで)

ロメル・ルカクと、ネマニャ・マティッチの獲得は大成功で、2つの大きな穴を埋めました。サー・アレックス・ファーガソン監督の引退以前から、マティッチのようなミッドフィルダーを必要としていました。ヴィクトル・リンデロフはまだ成果を上げていませんが、時間の問題でしょう。ズラタン・イブラヒモヴィッチ獲得はどう出るでしょうか?ルカクを抑えて活躍することができるでしょうか?それとも控えで満足するのでしょうか?

評価:8/10

ニューカッスル・ユナイテッド

主な獲得選手:クリスティアン・アツ (チェルシーから600万ポンドで)、フロリアン・ルジューヌ (エイバルから870万ポンドで)、ジェイコブ・マーフィー (ノリッジから未公表額で)、ハビエル・マンキージョ (アトレティコ・マドリードから未公表額で)、ミケル・メリーノ (ボルシア・ドルトムントからレンタルで)、ホセル (ストークから500万ポンドで)

主な放出選手:フロリアン・トーヴァン (マルセイユへ未公表額で)、マッツ・セルス (アンデルレヒトへフリーで)、フルノン・アニータ (リーズへフリーで)、サミー・アメオビ (ボルトンへフリーで)、ヨアン・グフラン (ギョズテペへフリーで)、ダリル・マーフィー (ノッティンガム・フォレストへ200万ポンドで)、エマニュエル・リヴィエール (メスへ460万ポンドで)、ティム・クルル (ブライトンへレンタルで)

ニューカッスルは、今回の移籍市場にはもっと真剣に取り組むべきでした。世界トップレベルの監督、世界レベルのサポーターに、素晴らしいスタジアムと、すべてが揃っているチームですが、委員会はベニテス監督を支援するどころか、混乱の繰り返しを楽しんでいるようにさえ見えます。獲得選手の中に、際立って優れた魅力のある選手もいません。

評価:3/10

サウサンプトン

主な獲得選手:ヤン・ベドナレク (レフ・ポズナンから500万ポンドで)、マリオ・レミナ (ユヴェントスから1800万ポンドで)、ヴェスレイ・フート (ラツィオから1500万ポンドで)

主な放出選手:ジェイ・ロドリゲス (ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンへ1200万ポンドで)、ハリソン・リード (ノリッジへレンタルで)、クコ・マルティナ (エヴァートンへフリーで)、パウロ・ガッザニーガ (トッテナムへ200万ポンドで)、ヨルディ・クラーシ (ブルッヘへレンタルで)

サウサンプトンは、フィルジル・ファン・ダイクを残留させましたが、彼は不満を抱えており、チームのやる気に悪い影響をもたらす可能性があります。チームは、選手を売りとばすチームとしてのレッテルを張られることを避けたかっただけでなく、彼を売る必要がなかったため、残留の決断をしたのでしょう。。それ以外では、獲得も収穫もそこそこの出来でした。

評価:5/10

ストーク・シティ

主な獲得選手:
ダレン・フレッチャー (ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンからフリーで)、ジョシュ・タイモン (ハルから未公表額で)、クル・ズマ (チェルシーからレンタルで)、ブルーノ・マルティンス・インディ (ポルトから700万ポンドで)、ヘセ・ロドリゲス (パリ・サンジェルマンからレンタルで)、ケヴィン・ヴィマー (トッテナムから1800万ポンドで)

主な放出選手:
シェイ・ギヴン (自由契約で)、ジョナサン・ウォルターズ (バーンリーへ未公表額で)、グレン・ウィーラン (アストン・ヴィラへ125万ポンドで)、マルコ・アルナウトヴィッチ (ウエストハムへ未公表額で)、フィル・バーズリー (バーンリーへ75万ポンドで)、マルク・ムニエッサ (ジローナへレンタルへ)、ホセル (ニューカッスルへ500万ポンドで)、フィリップ・ヴォルシャイト (メスへ未公表額で)、ジャネリ・インビュラ (トゥールーズへレンタルで)、ボージャン・クルキッチ (アラベスへレンタルで)

ストークは、移籍市場を有効活用する必要がありました。ダレン・フレッチャーは経験を、タイモンとズマは若さをもたらしました。ヘセ・ロドリゲスはとても興味深い選手です。自分の名前を利用してヨーロッパ各地から主要な獲得を果たしたことは、いかにもマーク・ヒューズ監督ならではです。

評価:6/10

スォンジー・シティー

主な獲得選手:
タミー・アブラハム (チェルシーからレンタルで)、ロケ・メサ (ラス・パルマスから1100万ポンドで)、サム・クルーカス (ハルから1500万ポンドで)、レナト・サンチェス (バイエルン・ミュンヘンからレンタルで)、ウィルフリード・ボニー (マンチェスター・シティから1200万ポンドで)

主な放出選手:
マルヴィン・エムネス (自由契約で)、バフェティンビ・ゴミスBafetembi Gomis (ガラタサライ へ250万ポンドで)、ボルハ・バストン (マラガへレンタルで)、ジョルディ・アマト (レアル・ベティスへレンタルで)、ジャック・コーク (バーンリーへ800万ポンドで)、ギルフィ・シグルズソン (エヴァートンへ4500万ポンドで)、フェルナンド・ジョレンテ (トッテナムへ1200万ポンドで)

素晴らしい獲得だったレナト・サンチェスの活躍が待ち遠しいです。今季のスウォンジーの中盤はアーセナルよりも強固だとも言われています。ウィルフリード・ボニーは最近のシーズンで活躍していないという不安要素はありますが、彼にはフル出場が期待できそうです。ジョレンテとシグルズソンを手放した穴をうまく埋めることができました。

評価:6/10

トッテナム・ホットスパー

主な獲得選手:
ダビンソン・サンチェス (アヤックスから4200万ポンドで)、パウロ・ガッザニーガ (サウサンプトンから200万ポンドで)、ファン・フォイス (エストゥディアンテスから900万ポンドで)、セルジュ・オーリエ (パリ・サンジェルマンから2300万ポンドで)、フェルナンド・ジョレンテ (スォンジーから1200万ポンドで)

主な放出選手:
カイル・ウォーカー (マンチェスター・シティへ5000万ポンドで)、フェデリコ・ファシオ (ローマへ280万ポンドで)、クリントン・エンジ (マルセイユへ610万ポンドで)、ジョシュア・オノマー (アストン・ヴィラへレンタルで)、キャメロン・カーター・ヴィッカース (シェフィールド・ユナイテッドへレンタルで)、ケヴィン・ヴィマー (ストークへ1800万ポンドで)

即戦力よりも控え選手を求めていたトッテナムにとっては、難しい移籍市場でした。チームは数々の選手獲得に大金をつぎ込んだ割には、スパーズでのポチェッティーノ監督の成績は思わしくありません。カイル・ウォーカーを手放すことになりましたが、ムサ・シソコの残留は成功しました。

評価:5/10

ワトフォード

主な獲得選手:
トム・クレヴァリー (エヴァートンから800万ポンドで)、ウィル・ヒューズ (ダービーから800万ポンドで)、ナサニエル・チャロバー (チェルシーから500万ポンドで)、リシャルリソン (フルミネンセから1150万ポンドで)、アンドレ・グレー (バーンリーから1850万ポンドで)、モラ・ワゲ (ウディネーゼからレンタルで)、マルヴィン・ゼーヘラール (スポルティングから280万ポンドで)

主な放出選手:
マリオ・スアレス (貴州智誠足球クラブへ未公表額で)、フアン・カルロス・パレデス (自由契約で)、ヴァロン・ベーラミ (ウディネーゼへ未公表額で)

期待できる良い選手を獲得できましたが、何より最高の獲得は監督でした。もしもパレスが彼の獲得にもっと熱心に動いていたら、現在の状況は違っていたかもしれません。

評価:7/10

ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン

主な獲得選手:
ジェイ・ロドリゲス (サウサンプトンから1200万ポンドで)、アハメド・ヘガジー (アル・アハリからレンタルで)、ギャレス・バリー (エヴァートンから100万ポンドで)、オリヴァー・バーク (RBライプツィヒから1500万ポンドで)、キーラン・ギブス (アーセナルから700万ポンドで)、 グジェゴシュ・クリホビアク (パリ・サンジェルマンからレンタルで)

主な放出選手
ダレン・フレッチャー (ストークへフリーで)、セバスチャン・ポコニョーリ (スタンダール・リエージュへフリーで)

ウエスト・ブロムは、移籍市場で成功したもうひとつのチームです。ギャレス・バリーはダレン・フレッチャーの抜けた穴を埋めるでしょう。また、オリヴァー・バークも高く期待されています。市場にあまり出ることのない左サイドバックですが、ギブスはチームに貢献するでしょう。ジョニー・エヴァンスが残留したことも思いがけない幸運でした。

評価:8/10

ウエストハム・ユナイテッド

主な獲得選手:
パブロ・サバレタ (マンチェスター・シティからフリーで)、ジョー・ハート (マンチェスター・シティからレンタルで)、マルコ・アルナウトヴィッチ (ストークから2000万ポンドで)、ハビエル・エルナンデス (バイエル・レバークーゼンから1600万ポンドで)

主な放出選手:
アルバロ・アルベロア (引退)、ホーヴァル・ノルトヴェイト (ホッフェンハイムへ180万ポンドで)、リース・オックスフォード (ボルシア・メンヒェングラートバッハへレンタルで)、エネル・バレンシア (ティグレスへ500万ポンドで)、ジョージ・ドブソン (スパルタ・ロッテルダムへ、未公表額で)、ダレン・ランドルフ (ミドルズブラへ500万ポンドで)、アシュリー・フレッチャー (ミドルズブラへ650万ポンドで)、ソフィアン・フェグリ (ガラタサライへ430万ポンドで)、ロバート・スノッドグラス (アストン・ヴィラへレンタルで)

噂されていたミッドフィルダーの獲得がが現実となっていたら、最高の結果となっていたでしょう。実際は少し違いましたが、悪くない獲得で、4人とも実績のあるプレミアリーグ選手です。しかし、自信と守備力に欠けるジョー・ハートには不安が残ります。

評価:7/10

 

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