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今季マンチェスター・シティのハイライト

2017/18シーズンのプレミア・リーグは、常にマンチェスター・シティが先頭を走っていました。そして、マンチェスター・ユナイテッドがリーグ最下位のウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンにまさかの敗北をきしたため、マンチェスター・シティの優勝が決定。

無敗記録を30まで伸ばし、とてつもない波に乗っていた今シーズンのマンチェスター・シティ。4季ぶりのプレミア・タイトルを獲得したチームのハイライトをチェックしてみましょう。

移籍市場

チーム編成には時間がかかるもの。前シーズンのチーム作りが、今シーズンに影響することもしばしば。マンチェスター・シティの指揮官、ジョゼップ・グアルディオラは、前シーズンの後半戦から、今シーズンの優勝を目指して戦略を練っていたようです。

去年の夏、5名の新メンバーがシティに仲間入りしました。ベルナルド・シウバとダニーロはチームに馴染んでいるようですが、バンジャマン・メンディは前十字靱帯断裂のため長期離脱。そして、カイル・ウォーカーとエデルソンは大活躍。

カイル・ウォーカーは4千5百万ポンドもの移籍金で、シティにやってきました。この高額な移籍金には議論があったようですが、彼のスピードとタフなフィジカルはペップの戦術に見事にはまりました。

ペップ監督はゴール・キーパーも一新しました。監督就任の際に、クラウディオ・ブラーボと契約しましたが、彼のパフォーマンスは低く、エデルソンを獲得。この契約は大成功を収めます。エデルソンは、キーパー2番手のブラボよりも力を見せ、ディフェンスのレベルを上げただけでなく、中距離と長距離へのボール供給能力が高く、大いにチームに貢献しています。これからの活躍ぶりによっては、プレミアに名を残すキーパーになるかもしれません。

大勝利を収め続けた9月

マンチェスター・シティの9月の成績は記録的。対リヴァプール戦5-0という大勝利を封切りに、対フェイエノールト戦4-0、対ワトフォード戦6-0、対WBA戦2-1、対クリスタル・パレス戦5-0と、大量得点で勝利。その後も、チャンピオンズ・リーグでシャフタール・ドネツクを2-0で破り、最後にはプレミア・リーグ前王者のチェルシー相手にも1-0で勝利。

チェルシーに対しては1得点しか決めていませんが、試合の主導権を握っていたのは、マンチェスター・シティ。マンチェスター・シティのボール支配率は62%、そしてシュート数は17回。さらに、シティのパス成功率は88.5%におよび、14回も決定的なパスを成功させました。ケヴィン・デ・ブライネを筆頭に、シティがこの試合を支配。貴重な1点も彼を始点として決められました。まずブライネがガブリエル・ジェズスにパス。ジェズスがブライネにボールを返して、シュート。そして、チェルシーを無得点で抑え、勝利を収めました。

クリスタル・パレス戦での引き分け

2017年の大晦日、マンチェスター・シティはクリスタル・パレスと戦いました。この時、マンチェスター・シティは18連勝中。しかし、この記録も大晦日で終了することに。

後半戦のアディショナル・タイムで、ウィルフレッド・ザハがラヒーム・スターリングのプレイでファールを取り、シティの連勝記録が危険にさらされます。しかし、エデルソンが好セーブを見せ、危機を乗り越えました。なんとか無敗記録は守られましたが、試合中、ブライネが膝を痛め、グランドに倒れてしまうという場面も。幸運なことに、彼は最後まで試合に出場できましたが、もしも彼が途中交替していたら、無敗記録はどうなっていたでしょうか。

 

執筆:Dominic Trant

意訳:Natsuki Nishi

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