サッカー

2018年ロシア大会のドイツ代表チーム予想

ドイツ代表は先週、トーナメントの終盤に多くの主力選手を欠いたにも関わらず、UEFA U-21欧州選手権とコンフェデレーションズカップを制しました。

ヨアヒム・レーヴ監督はロシアへ連れて行く大半の選手を若い世代から選ぶことを決め、U-21代表はたくさんの選手を失いました。それでも、若いドイツ代表選手たちはポーランドで勝利を手にして、この先しばらく国際タイトルを総なめにするかのようです。

次回Wカップの抽選は12月まで行われませんが、来夏のトーナメントの代表に誰が選ばれるかの議論はすでに始まっています。

そんな中、イングランド代表のメンバーは、現時点で思い浮かぶ選手を書き出したらその通りになりそうなほど予測しやすいものになっています。その反面、ドイツにはたくさんの素晴らしい選手たちがいて、誰を呼んだとしても良い仕事をすることに間違いありません。

そこで、来年の夏にドイツ代表から漏れてしまうかもしれないにもかかわらず、イングランド代表に入って戦力となり得る10人のドイツ人選手を選びました。

メスト・エジル(アーセナル)

エジルは、この調子であればWカップメンバーに選ばれることが間違いない選手です。しかし、中盤の選手だけでもとても多くの選択肢をヨアヒム・レーヴ監督は持っています。エジルがアーセナルでプレイすると決めた場合、ロンドンのクラブで来シーズン活躍する必要があるでしょう。さもなければ、来年の夏ロシアでベンチを温めることになるかもしれません。

サミ・ケディラ(ユベントス)

ケディラは2010年のWカップ以来ドイツの主力選手です。しかし、エジルのように、来年の夏まで彼の立ち居地を保つことにプレッシャーを感じるでしょう。レオン・ゴレツカはコンフェデレーションズカップでとても評価が高まった若手選手の中の一人です。ヨアヒム・レーヴは彼を中盤でトニ・クロースと共に起用するかもしれません。他のオプションとしては、イルカイ・ギュンドアン、ユリアン・ウェイグルとセバスティアン・ルディがあります。つまり、ケディラのポジションはもはや代表チームで保障されたものではありません。

トーマス・ミュラー(バイエルン・ミュンヘン)

ミュラーの昨シーズンは彼のキャリアの中で最も残念な年となりました。全てのコンペティションでたった8ゴールしか決めていません。現在27歳の彼は、ユリアン・ドラクスラー、ユアン・ブラント、ティモ・ヴェルナーとレロイ・サネを含む若いスター選手たちとのポジション争いを強いられるでしょう。ミュラーはメンバーから外れることは考えにくいですが、彼が選ばれるためには来シーズン本来の調子を取り戻す必要があるでしょう。

マルコ・ロイス(ボルシア・ドルトムント)

ロイスは2014年のWカップと2016年のユーロの両方で怪我の治療のために打ちひしがれていました。彼は3月に前十字靭帯の怪我を負い、2018年の始め頃まで復帰は不可能と予想されています。彼の怪我は、サネやドラクスラーの登場と相まって、来夏のWカップを逃すことに繋がるかもしれません。

イルカイ・ギュンドアン(マンチェスター・シティ)

ロイスのように、ギュンドアンは怪我により主要トーナメントへ出場できずにいます。背中の怪我は2014年Wカップでプレイするという彼の望みを絶ち、膝の怪我で2016年のユーロも離脱することになりました。セバスティアン・ルディとレオン・ゴレツカは次のWカップのポジション争いの相手となりますが、ロイスとは違い大会前にかなりアピールする時間があります。

マリオ・ゲッツェ(ボルシア・ドルトムント)

2014年のWカップでの優勝に繋がるゴールを決めたものの、その後のゲッツェのキャリアは困難な局面にあります。バイエルンに移籍後に苦戦し、ユーロ2016ではほとんど出場できず、ドルトムントに戻った後には代謝異常と診断されました。彼は2月以降トレーニングに参加できていないため、彼が代表に選ばれる可能性の有無はまだわかりません。

アンドレ・シュールレ(ボルシア・ドルトムント)

シュールレは2015年の1月にチェルシーを離れて以来移籍を繰り返しています。ブルーズからヴォルフスブルクへ、その18ヵ月後にはドルトムントへ移籍しました。その後いいスタートを切りましたが、怪我が彼をくい止めました。ドルトムントでは、24試合で5ゴールしか決めていません。3月のドイツ対アゼルバイジャン戦では2ゴールを決めましたが、ヴェルナーとサネとのポジション争いという高い壁が彼の前には立ちはだかっています。

ベネディクト・ヘーヴェデス(シャルケ)

ヘーヴェデスは2014年のWカップの全7試合左サイドバックとして出場しましたが、彼の才能を次のWカップで見ることができないかもしれません。アントニオ・リュディガー、ニクラス・ジューレ、ジェローム・ボアテングとマッツ・フンメルスは彼より優位にいるセンターバックです。ヨシュア・キミッヒ、ヨナス・ヘクター、ベンジャミン・ヘンリクスとミッチェル・ヴァイザーはどのディフェンスのポジションでもプレーできます。ヘーヴェデスが次のWカップに参加するには、他の選手が怪我をすることに頼る他ないかもしれません。

エムレ・ジャン(リバプール)

ヘーヴェデスのように、次夏のWカップでの代表選考時には、ジャンの才能は選ばれないかもしれません。彼は多くの違ったポジションでプレイすることができるかもしれませんが、それぞれのポジションにはより良い選手たちがいます。ウィングバックではヨシュア・キミッヒがより選ばれる確率が高いでしょう。ケディラ、クロース、ギュンドアンとヴァイグルの全員は中盤でのポジションをより確立しています。

マリオ・ゴメス(ヴォルフスブルク)

ゴメスはコンフェデレーションズカップではプレイしていませんが、昨シーズンのヴォルフスブルクでのゴール数はブンデスリーガの人々の記憶に確実に残っています。彼は代表チームで30ゴールを決めていますが、レーヴ監督はティモ・ヴェルナーやラース・シュティンドルのような若い選手をより好むかもしれません。

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