サッカー

直近100試合から見る、ヨーロッパの優秀監督

最優秀監督は、間違いなくアントニオ・コンテでしょう。欧州サッカー5大リーグでは、彼の裁量が輝いています。現チェルシーの監督であるコンテ。彼が指揮をとった直近100試合での総得点数は、247点で、79回も勝利を収めました。昨シーズン、コンテ監督は、チェルシーをプレミアリーグ優勝に導いています。さらに、2012-13シーズンおよび2013-14シーズンは、ユヴェントスの監督として、チームのセリエA優勝に大きく貢献しました。ユヴェントスの監督を退任した後は、イタリア代表の監督に就任し、2年間、力を発揮しました。

優秀監督第2位は、コンテの後にユヴェントスの監督に就任した、マッシミリアーノ・アッレグリ。アッレグリ監督体制で、ユヴェントスは3シーズン連続でセリエA優勝を果たしています。ただし、アッレグリ監督がプロデュースしたゴール数は238点で、コンテ監督の記録に9点およびませんでした。

第3位の監督には、カルロ・アンチェロッティを選びたいと思います。バイエルン・ミュンヘンは、アンチェロッティ監督体制の下、ブンデスリーガ2016-17シーズンで見事に優勝。レアル・マドリードでの監督時代は、2年連続でリーガ・エスパニョーラ2位という好成績を残しています。

第4位はジョゼップ・グアルディオラ。マンチェスター・シティの監督としての初年度は、満足できる結果を見せたとは言えませんが、今シーズンは順調に勝ち数を増やしています。また彼はバイエルン・ミュンヘンの監督として、ブンデスリーガで2回の優勝を経験しています。

グアルディオラ監督に続くのは、ディエゴ・シメオネ。リーガ・エスパニョーラでの優勝経験はありませんが、彼は安定してアトレティコ・マドリードの監督を務めています。

第6位にノミネートするのは、アーセン・ベンゲルです。彼は、1996年からアーセナルの監督として、力を見せつけています。今シーズンは少し苦戦しているようですが、彼の直近100試合では、59の勝ち星を飾っています。

ベンゲル監督よりも勝ち数が2つ少ないですが、マウリシオ・ポチェッティーノ監督もトッテナムで活躍しています。彼の存在も忘れてはなりません。

最後に挙がる名前は、ジョゼ・モウリーニョとユルゲン・クロップ。マンチェスター・ユナイテッドの監督を務めるジョゼ・モウリーニョは、直近100試合で53回の勝利を収めています。しかし、残念ながらチームは6位で昨シーズンを終了。チェルシーの指揮もとっていましたが、良い成績を残せずに解任されました。

モウリーニョ監督は直近100試合で188得点を記録していますが、クロップ監督の記録は171得点。クロップは、ドルトムントの監督を務めていた2014-15シーズンで大苦戦しており、リバプールの監督になった現在も、厳しい戦いを続けています。クロップ監督とモウリーニョ監督の共通点として、両者とも、引き分けの試合に苦しんでいます。