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バイエルン・ミュンヘンの新監督はいったい誰に?

バイエルン・ミュンヘンは、カルロ・アンチェロッティ監督のもと、2016-17シーズンでブンデスリーガ5連覇を果たしたものの、2017-18シーズンは不調が目立って、チームメンバーからも不満の声があがっていたようです。そして、チャンピオンズリーグのパリ・サンジェルマン戦では、0-3で敗戦。パリ・サンジェルマンは、チームの力を世界に見せつけましたが、この試合の直後、アンチェロッティ監督の解任が決定しました。

次の監督は、誰になるのでしょうか。次のバイエルン・ミュンヘンの監督を、チームの現状を踏まえて予測してみましょう。

チームの状況

バイエルン・ミュンヘンといったら、ドイツで偉大な歴史を持つチーム。ドイツリーグでは27回、ドイツカップでは18回、優勝を収めています。チャンピオンズリーグでも、5回も優勝杯を手にしているバイエルン・ミュンヘン。アンチェロッティ監督が果たしたブンデスリーガ5連覇は、チームの歴史に残る記録です。この勝利の記録を更新できたら、監督の名があがりますが、現時点で首位を走るドルトムントに追いつくことはできるのでしょうか。

バイエルン・ミュンヘンの選手層は、フレッシュ感に欠けています。チームのキープレイヤーは、34歳のフランク・リベリーと33歳のアリエン・ロッベン。アンチェロッティ監督は、リベリーとロッベンを、サンジェルマン戦でスタメンから外しました。彼らの代わりに起用したのは、トーマス・ミュラーとハメス・ロドリゲス。試合後半69分、ミュラーはロッベンと交代しましたが、リベリーがピッチに出ることはありませんでした。

バイエルンのゴールキーパーであるマヌエル・ノイアーは、怪我に見舞われ、来年の初めまで休養する予定です。スヴェン・ウルライヒがノイアーの代わりにゴールを守っていますが、パリ・サンジェルマン戦では、ダニエウ・アウヴェスに先制点を許してしまいました。ここで守備のリズムを崩したのか、世界最高峰のディフェンス軍を誇るチームにもかかわらず、対ヘルタ・ベルリンでは、2ゴールを決められてしまいます。

新監督の予測

トーマス・トゥヘル
現ステータス:フリー

トーマス・トゥヘルは、昨シーズンの終わりに、ドルトムントの監督から解任されました。もし、バイエルン・ミュンヘンから監督就任のオファーがきたら、彼は喜んで引き受けるでしょう。しかし、バイエルン・ミュンヘンが、オファーするかどうかは不明。彼は、ドルトムントの経営陣と良好な関係を築くことができませんでした。この事実を、バイエルンはどのように受け止めるでしょうか。そうは言っても、今、彼はフリーなので、バイエルン新監督の有力候補です。

ユリアン・ナーゲルスマン
現ステータス:ホッフェンハイム監督

ユリアン・ナーゲルスマンが、バイエルンの指揮をとることになったら、彼は自身よりも年上の選手たちに、指示を出すことになります。現在30歳のユリアン・ナーゲルスマン。昨シーズンは、チャンピオンズリーグプレーオフへの出場権を獲得し、実力を認められてきています。バイエルンの監督になるには、少し時期尚早かもしれませんが、バイエルンはナーゲルスマンに、コーチとしてチームの一員になってほしいようです。彼の時代は必ずやってきます。若き指揮官の動向に、要注目です。

ウィリー・サニョル
現ステータス:バイエルン・ミュンヘン暫定監督

選手時代は、バイエルンでもプレイしていたサニョル。今は、暫定的にチームの指揮をとっています。ただし、ヘルタ・ベルリンとの試合は同点で終わり、勝ち星を飾ることはできませんでした。それでも、今シーズンが終わるまでは、短期的な監督オファーを受けるかもしれません。

ルイス・エンリケ
現ステータス:フリー

ルイス・エンリケは、昨シーズンの終了を機にバルセロナの監督を退任。バルセロナ時代の勝率は、史上最高の76.2%を記録しています。前回のチャンピオンズリーグでのパリ・サンジェルマン戦では、4点ビハインドから逆転勝利をあげました。このような彼の実力は、バイエルンにとって、とても魅力的です。

ルイ・ファン・ハール
現ステータス:フリー

ルイ・ファン・ハールは2009年から2011年まで、バイエルンの監督を務めていましたが、成績不振もあり、2010-11のシーズン途中で解任されました。ただし、2009-10シーズンは、ブンデスリーガとDFBポカールで、ダブル優勝しており、チャンピオンズリーグでも決勝まで進出。ダヴィド・アラバは、ハール体制のもとで、レフトバックとして頭角を現しました。トーマス・ミュラーがバイエルンでレギュラー選手となったもの、ハール監督時代のことです。2016年に、マンチェスター・ユナイテッドの監督から解任されたあと、ハールは引退を示唆していますが、彼がバイエルンの監督として戻ってきたら、サッカーサポーターを驚かせるでしょう。

ユルゲン・クロップ
現ステータス:リヴァプール監督

ユルゲン・クロップは、2011年と2012年に、バイエルン・ミュンヘンを抑えてブンデスリーガで優勝しています。バイエルン監督就任のオファーは、クロップにとっても素晴らしい話だと思いますが、彼は現在リヴァプールを再建中。リヴァプールは、着実に力を取り戻しているので、クロップがシーズンの途中で籍を移す確立は低いかもしれません。

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