トヨタ自動車は目標値からもっとも近い排出量ですが、それでも6.3g/kmの超過となっています。罰金の見込み額は64億ユーロ。昨年からのカーボンオフセットにかかる費用は年間収益の35%である867億ユーロという結果になっています。最も売り上げている車種のなかで、年間CO2排出量が113億kgのトヨタ ヤリスは最も排出ガス量が多いとされ、その次にレクサスRXが続きます。
カーボンオフセットコスト
トヨタ自動車のそれぞれのブランドからベストセラー車種を見ていくと、二酸化炭素排出量の合計は117億kg、カーボンオフセットに17.6億ユーロかかります。また同社は昨年、業界全体の販売台数トップ10に入る、トヨタ スープラを製造しており、カーボンオフセットに720万ユーロかかる計算となります。
トヨタ自動車
最も売れている車種
ヤリス
販売台数
211,216
二酸化炭素排出量
11,363,420,800kg
カーボンオフセットコスト
€1,704,513,120
レクサス
最も売れている車種
RX
販売台数
6,805
二酸化炭素排出量
366,109,000kg
カーボンオフセットコスト
€54,916,350
平均車種コスト
トヨタ自動車
スープラ
販売台数
893
二酸化炭素排出量
48,043,400kg
カーボンオフセットコスト
€7,206,510
自動車排気ガスに関する調査レポート
「自動車排気ガスに関する調査レポート」は、 ネットベットカジノが作成した報告書です。本書では、業界調査および各社の年次報告書に基づき、大手自動車メーカー10社の2021年EU二酸化炭素排出量目標値に照らした現在の各社のCO2排出状況と、昨年度のCO2排出量をもとにしたカーボンオフセットにかかる費用の見込みを示しています。EUの定めた平均排出量の目標値は95g/km、またこれを超過すると規制により1g/kmにつき95ユーロの罰金となります。全ての販売台数に数値は現在公表されているヨーロッパ市場(Ram1500は米国市場の数字を使用)における直近の数字を使用しています。以下に示すブランドは情報量の観点でこの調査から除外しています:ダイハツ、アバルト。それぞれのブランドの平均CO2排出量はGreenpeaceが定めた数字を使用しています。カーボンオフセットへの費用は大気からCO2を減らすための平均コストを€150/トンとして計算しています。車の年間または使用年数全体の運用コストは、メーカーが規定する各エンジンの排出量を元に、1年12500kmと車の平均使用年数である12年間を掛けた数字です。データは各自動車メーカーの年次報告書とウェブサイト、EUROPA、transportenvironment.org、Greenpeace、CarSalesBase、Carbon Engineeringを参照しています。