イチロー引退から3週間・改めて見たいスーパープレー

先月21日にイチロー選手が現役引退を発表してから早3週間。現役最後の試合となった東京ドームでのマリナーズ対アスレチックス戦、そして試合後に行われた引退会見を見たという方も多いのではないでしょうか。

日本プロ野球時代の９年、そしてメジャーリーグでの19年という長い野球選手人生の中で、常にストイックに戦い続けてきたイチロー選手。ありきたりな表現になってしまいますが、これ以上当てはまる人物はいないというほど、記録にもそして記憶にも残る伝説的な選手だったと言えるでしょう。

唯一無二のスーパースター

メジャーリーグの大柄な選手たちに囲まれる中、細身な体つきのイチロー選手が、圧倒的な身体能力と野球センスの高さを武器に巧妙なプレーを繰り出す姿は観るものを魅了し続けました。

ホームランが飛び交うパワフルな野球もエキサイティングですが、イチロー選手の緻密に計算されたバッティング、華麗なまでの盗塁、彼の代名詞とも言える「レーザービーム」送球などそのスマートなプレースタイルは類を見ず、「野球の概念を変えた」と称されるのも納得です。

日米通算4367安打、オリックス時代に7年連続首位打者、マリナーズに移籍してからはア・リーグのMVPと新人王、その後も10年連続ゴールドグラブ賞獲得、10年連続200安打達成など、数々の偉業を成し遂げてきたイチロー選手。彼がグラウンドを去る日が遂に来てしまったことは寂しくもありますが、偉大な歴史的選手のプレーをリアルタイムで目にすることができた私たちはこの上なくラッキーだと言えるのではないでしょうか。

神がかったスーパープレー

最後に、イチロー選手の素晴らしいプレーをいま一度振り返ってみましょう。

イチロー選手と言えば「レーザービーム」ですよね。その強肩ぶりには、思わず息を呑まずにはいられません。

 

もちろん、軽やかに美しい盗塁もイチロー選手の魅力。走る速さもさることながら、まるで簡単なことのようにサラっと盗塁に成功してしまう姿に思わず目を奪われます。