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イングランド対ベルギーの行方は?

グループリーグ3戦目で見逃せないのは、イングランド対ベルギーの試合。両チームとも決勝トーナメント出場を決めていますが、どちらのチームがグループを首位で通過し、勢いをつけて決勝トーナメントに挑むのでしょうか。

ベルギーはチュニジアに5-2で勝利し、グループ首位が濃厚でしたが、イングランドもパナマに6-1で勝利。一歩も譲らない両チームの試合は、ロシア大会での目玉の1つです!この試合で勝利したチームが、グループ1位の座を飾ります。引き分けで試合が終わった場合は、反則ポイントによって順位が決められることになり、反則ポイントがイエローカード1枚分低いイングランドが有利。反則ポイントが同一の場合は、くじ引きが行われます。

イングランド対ベルギーの予想

見ごたえのある試合になることは、間違いありません。試合の行方を決めるのは、スタメン選手。スタメン選手の顔ぶれが今まで通りなら、得点が量産される試合になるはず。スタメン選手に変化が見られたら、試合の展開が鈍くなるかもしれません。どちらにせよ、引き分けが濃厚な試合と言えます。

イングランド対ベルギーのオッズ

チェックポイント

  • イングランドがWカップでベルギーと戦うのは、これで3回目。これまでの2試合では、イングランドはベルギーに負けたことがありません。1954年大会では4-4の引き分けで試合を終え、1990年大会では1-0で勝利を収めました。
  • ベルギーは、イングランドと戦った21試合で1回しか勝利していません。その勝利は、1936年の5月にまで遡ります。
  • イングランドは、ベルギーとの直近11試合で1度も負けていません。イングランドが最後に勝ち星をあげたのは、2012年6月の親善試合でのことで、ダニー・ウェルベックが代表戦で初得点を決めました。
  • ベルギーは、パナマとチュニジアの両チームに対して、3点差で勝利しています。Wカップで3点差上をつけて3連勝したチームは、今のところ存在しません。
  • イングランドは、ロシア大会で既に8得点を記録。1966年大会では、大会で通算11得点を記録しました。
  • 1982年、イングランドは、グループリーグで3連勝しました。
  • ハリー・ケインは、グループリーグでの試合で5ゴールを決めています。ロシア元代表のオレグ・サレンコは、1994年大会のグループリーグで6ゴールを決めていますが、ケインはこの記録を更新するのでしょうか。
  • ベルギー代表FWロメル・ルカクは、プレミア・リーグ3試合で、イングランド代表GKジョーダン・ピックフォードと対戦しています。ルカクは、ピックフォードに対して、5ゴールを決めており、その内の3ゴールは2016年9月に成し遂げたハットトリックです。ピックフォードから、より多くのゴールを奪ったのは、ハリー・ケインで、その記録は6得点。
  • ロメル・ルカクは、ロベルト・マルティネスが指揮をとるベルギー代表戦20試合で23得点を決め、ロシア大会では、枠内を捉えた4シュート全てが、ゴールネットを揺らしています。
  • ハリー・ケインは、出場したイングランド戦直近5試合で、毎回得点を決めています。1939年には、トミー・ロートンが6試合連続で得点しましたが、ケインもこの記録に並ぶのでしょうか。

イングランド代表メンバー

ジャック・バトランド(ストーク・シティ)、ジョーダン・ピックフォード(エヴァートン)、ニック・ポープ(バーンリー)、トレント・アレクサンダー=アーノルド(リヴァプール)、ガリー・ケーヒル(チェルシー)、ファビアン・デルフ(マンチェスター・シティ)、フィル・ジョーンズ(マンチェスター・ユナイテッド)、ハリー・マグワイア(レスター・シティ)、ダニー・ローズ(トッテナム・ホットスパー)、ジョン・ストーンズ(マンチェスター・シティ)、キーラン・トリッピアー(トッテナム・ホットスパー)、カイル・ウォーカー(マンチェスター・シティ)、アシュリー・ヤング(マンチェスター・ユナイテッド)、デレ・アリ(トッテナム・ホットスパー)、エリック・ダイアー(トッテナム・ホットスパー)、ジョーダン・ヘンダーソン(リヴァプール)、ジェシー・リンガード(マンチェスター・ユナイテッド)、ルーベン・ロフタス=チーク(クリスタル・パレス)、ハリー・ケイン(トッテナム・ホットスパー)、マーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド)、ラヒーム・スターリング(マンチェスター・シティ)、ジェイミー・ヴァーディ(レスター・シティ)、ダニー・ウェルベック(アーセナル)

ベルギー代表メンバー

クーン・カステールス(ヴォルフスブルク)、ティボ・クルトゥワ(チェルシー)、シモン・ミニョレ(リヴァプール)、トビー・アルデルヴェイレルト(トッテナム・ホットスパー)、デドリック・ボヤタ(セルティック)、ヴァンサン・コンパニ(マンチェスター・シティ)、トーマス・ムニエ(パリ・サンジェルマン)、トーマス・フェルメーレン(バルセロナ)、ヤン・フェルトンゲン(トッテナム・ホットスパー)、ヤニック・カラスコ(大連一方)、ケヴィン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ)、ムサ・デンベレ(トッテナム・ホットスパー)、レアンデル・デンドンケル(アンデルレヒト)、マルアン・フェライニ(マンチェスター・ユナイテッド)、エデン・アザール(チェルシー)、トルガン・アザール(ボルシア・メンヒェングラートバッハ)、アドナン・ヤヌザイ(レアル・ソシエダ)、ドリース・メルテンス(ナポリ)、ユーリ・ティーレマンス(モナコ)、アクセル・ヴィツェル(天津権健足球倶楽部)、ミシー・バチュアイ(ボルシア・ドルトムント)、ナセル・シャドリ(ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン)、ロメル・ルカク(マンチェスター・ユナイテッド)

 

執筆: Dominic Trant

意訳: Natsuki Nishi

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