スピードスケート女子団体パシュートで、日本初となる金メダルを獲得！オリンピック記録まで更新できたのは、チームの結束力があったからでしょう。3人が隊列を組んで滑るパシュートでは、選手たちのチームワークが欠かせません。しかし、同時に、この隊列の仕組みをサポートしたメンバーの功績も忘れてはなりません。
科学の力も金メダルに貢献
日本スケート連盟科学班の存在をご存知ですか？彼らは、科学的な戦略を練り、今回の金メダルに貢献しました。例えば、国立スポーツ科学センターでは、風洞実験を行うために、選手たちが集められました。この実験の結果、隊列が左右に40センチずれると、1人で滑るのと変わらない空気抵抗を受けることが判明。さらに、前を滑る選手と1.3メートルほど離れても、左右のずれがない限り、空気抵抗は抑えられるということも、立証できました。さらに、スケートリンクの天井に28台のカメラを取り付け、滑走時のデータを収集。これにより、先頭選手が3番手に移動する際は、外に2.5～3メートルほど大きく広がった方が、3人の選手が同じ速度を維持できることがわかりました。このような科学的な考察が、理想的な滑走隊列を編み出し、金メダルに導いたのです。
最後まで目が離せない平昌冬季オリンピック
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執筆：Natsuki Nishi
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