サッカー

ドイツ対スウェーデンの行方は?

2018年6月24日午前3時にスタートするドイツ対スウェーデン戦。メキシコに敗戦し、グループリーグ敗退が噂されるドイツにとっては、負けられない試合です。

メキシコ戦でのドイツは、いつものダイナミックさが欠け、メキシコの守備を破れませんでした。一方、メキシコは、イルビング・ロサノが勝利の1点を決め、世界を驚かせました。ドイツがスウェーデン戦まで落とした場合、前回優勝国がグループステージ敗退という驚きの結末が待っています。

前試合でのスウェーデンはというと、PKで決めた1点で韓国に勝利。スウェーデンとメキシコがグループステージ第2戦で勝利を収めると、ドイツのロシア大会敗退が決まります。

ドイツ対スウェーデンの予想

プレッシャーが重くのしかかるドイツですが、これは負けられない試合。統率の取れたスウェーデンを崩せるかがポイントとなります。Wカップには驚きがつきものですが、この試合は、どのような結末を迎えるのでしょうか。

ドイツ対スウェーデンのオッズ

チェックポイント

  • ドイツは過去11試合でスウェーデンに敗れていません(6勝5引き分け)。スウェーデンが、ドイツに最後に勝利したのは1978年4月のこと。
  • ドイツ対スウェーデンの直近2試合では、合計16ゴールが決められています。2012年10月には4-4で試合を終え、2014年Wカップの予選会では5-3でドイツが勝利しました。
  • ドイツはWカップでの対スウェーデン戦4試合で、3つの勝ち星を飾っています(1934年、1974年、2006年)。スウェーデンがWカップ開催国であった1958年は、スウェーデンが勝利を収めました。
  • 公式戦で、スウェーデンがドイツに勝利したのは、1958年Wカップでの準決勝戦のみ。親善試合では、11勝しています。
  • ドイツがWカップ初戦で敗れるのは、これで2回目。1982年に初戦で敗れた際は、調子を取り戻し、決勝戦まで進みました。
  • スウェーデンは、これまでのWカップで、強豪国と2回対戦しています。1950年大会にはイタリア、1958年大会にはドイツと戦い、両試合とも勝利を収めました。
  • ドイツは1958年に、準決勝でスウェーデンに、3位決定戦でフランスに敗れてから、Wカップにおいて2回連続で負けたことがありません。
  • スウェーデンは、韓国に対して勝利したことで、1958年以来の初戦勝利を記録しました。
  • スウェーデンが韓国相手に決めたゴールは、国際試合において、402分ぶりの得点。前回の得点は、3月のチリ戦にまで戻ります。
  • ドイツ代表トーマス・ミュラーは、Wカップでの試合において、枠内へ14回シュートし、10得点を決めています。しかし、メキシコ戦では、1本もシュートを放ちませんでした。これで、Wカップの試合でシュートをしていない時間が、239分に延びました。

ドイツ代表メンバー

マヌエル・ノイアー(バイエルン・ミュンヘン)、マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ)、ケヴィン・トラップ(パリ・サンジェルマン)、ジェローム・ボアテング(バイエルン・ミュンヘン)、マティアス・ギンター(ボルシア・メンヒェングラートバッハ)、ヨナス・ヘクター(FCケルン)、マッツ・フンメルス(バイエルン・ミュンヘン)、ヨシュア・キミッヒ(バイエルン・ミュンヘン)、マルヴィン・プラッテンハルト(ヘルタ・ベルリン)、アントニオ・リュディガー(チェルシー)、ニクラス・ジューレ(バイエルン・ミュンヘン)、ユリアン・ブラント(バイエル・レバークーゼン)、ユリアン・ドラクスラー(パリ・サンジェルマン)、レオン・ゴレツカ(シャルケ)、イルカイ・ギュンドアン(マンチェスター・シティ)、サミ・ケディラ(ユヴェントス)、トニ・クロース(レアル・マドリード)、メスト・エジル(アーセナル)、セバスティアン・ルディ(バイエルン・ミュンヘン)、マリオ・ゴメス(シュトゥットガルト)、トーマス・ミュラー(バイエルン・ミュンヘン)、マルコ・ロイス(ボルシア・ドルトムント)、ティモ・ヴェルナー(RBライプツィヒ)

スウェーデン代表メンバー

ロビン・オルセン(FCコペンハーゲン)、カール=ヨハン・ヨンソン(ギャンガン)、クリストファー・ノルフェルト(スウォンジー)、ミカエル・ルスティグ(セルティック)、ビクトル・リンデロフ(マンチェスター・ユナイテッド)、アンドレアス・グランクヴィスト(クラスノダール)、マルティン・オルソン(スウォンジー)、ルドビク・アウグスティンソン(ヴェルダー・ブレーメン)、フィリップ・ヘランデル(ボローニャ)、エミル・クラフト(ボローニャ)、ポントゥス・ヤンソン(リーズ)、セバスティアン・ラーション(ハル・シティ)、アルビン・エクダル(ハンブルガー)、エミル・フォルスベリ(ライプツィヒ)、グスタフ・スヴェンソン(シアトル・サウンダーズ)、オスカル・ヒリェマルク(ジェノア)、ヴィクトル・クラエソン(クラスノダール)、マルクス・ローデン(クロトーネ)、ジミー・ドゥルマズ(トゥールーズ)、マルクス・ベリ(アル・アイン)、ヨン・グイデッティ(アラベス)、オラ・トイヴォネン(トゥールーズ)、イサーク・キーセ・テリン(ワースラント=ベフェレン)

 

執筆: Dominic Trant

意訳: Natsuki Nishi

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