先日2019年アカデミー賞のノミネート作品が発表されました。最多10部門でノミネートされたのは、メキシコの中流階級の家族と彼らのもとで働く家政婦の姿を描いた『ROMA/ローマ』と、18世紀初頭のイングランドを舞台に女王アンの寵愛を巡って繰り広げられる愛憎劇『女王陛下のお気に入り』。『ROMA/ローマ』は、Netflix配信の映画からノミネートされた史上初の作品となります。
強豪ノミネート作品が出揃う中、日本からは是枝裕和監督の『万引き家族』が外国語映画賞に、そして細田守監督の「未来のミライ」が長編アニメ賞にノミネートされています。
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作品賞
ROMA/ローマ – 10/11
グリーンブック – 15/4
アリー/ スター誕生 – 6/1
女王陛下のお気に入り – 17/2
ブラック・クランズマン – 11/1
ボヘミアン・ラプソディ – 16/1
ブラックパンサー – 30/1
バイス – 40/1
主演男優賞
Christian Bale『バイス』– 11/10
Rami Malek『ボヘミアン・ラプソディ』– 11/10
Bradley Cooper『アリー/ スター誕生』 – 11/2
Viggo Mortensen『グリーン・ブック』 – 18/1
Willen Dafoe『永遠の門 ゴッホの見た未来』 – 40/1
主演女優賞
Glenn Close『天才作家の妻 40年目の真実』 – 2/5
Olivia Colman『女王陛下のお気に入り』 – 15/4
Lady Gaga『アリー/ スター誕生』 – 9/2
Yalitza Aparicio『ROMA/ローマ』 – 25/1
Melissa McCarthy『キャン・ユー・エヴァー・フォーギヴ・ミー?』 – 28/1
監督賞
Alfonso Cuaron『ROMA/ローマ』 – 1/10
Spike Lee『ブラック・クランズマン』 – 15/4
Adam McKay『バイス』 – 9/2
Yorgos Lanthimos『女王陛下のお気に入り』 – 28/1
Pawel Pawlikowski『COLD WAR あの歌、2つの心』 – 28/1
長編アニメ賞
スパイダーマン:スパイダーバース – 2/11
インクレディブル・ファミリー – 11/2
犬ヶ島 – 9/1
シュガー・ラッシュ:オンライン – 20/1
未来のミライ – 20/1
外国語映画賞
ROMA/ローマ – 2/25
COLD WAR あの歌、2つの心 – 7/1
万引き家族 – 14/1
カペルナウム – 28/1
ネバー・ルック・アウェイ – 33/1
各メディアではすでに、誰が、そしてどの作品が受賞するかで盛り上がりを見せており、評論家の間では『ROMA/ローマ』と『グリーン・ブック』 が作品賞受賞の人気予想のようです。外国語映画賞では『ROMA/ローマ』と『COLD WAR あの歌、2つの心』が有力候補とする見方が強いですが、カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した『万引き家族』にもぜひ期待したいところ。
第91回アカデミー賞授賞式は2月24日(現地時間)に開催されます。大本命作品がこのまま栄光を手にするのか、それとも予期せぬサプライズが待ち受けているのか。毎年最後まで何が起こるかわからない映画界最大のこの受賞式を、ぜひお見逃しなく!
執筆:Saori Wake
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